町田康さんの猫エッセイ本、
『猫にかまけて』『猫のあしあと』『猫のあほんだら』『猫のよびごえ』
を続けて読みました。
猫との楽しいやりとりを期待して読み、もちろんたくさん書かれていたのですが、ただただ悲しいこと、野良猫の現実、猫と一緒に暮らすうえでおこる大変なことが包み隠さず書かれていました。(目がはれるほど泣いたりしてしまいました。)
どんな猫とうまくやっていけるかというとそんなはずはなく、保護猫を迎えたもののそれは本当にうまくいってるのか…?と不安になるような話も人から聞いています。
(人からの虐待とかではなくて、猫がかなり荒々しくワイルドで手をやいていた様子)
あと、家の改造とか、うちも網戸を張り替えたり入ってほしくない場所に仕切りをつくったりいろいろ工夫しています。猫をむかえてからは以前とまったくそのままの生活を続けることは難しく、猫に寄り添った生活になっていくのかと思います。
そして例えば「保護猫を家に!」と一人迎えたとしても、次の子が待っていて、あの子もあの子も…といってもそんなにたくさん猫を受け入れ続けることは難しく、すべて完璧にすることはできないし…自分ができることを、と思うとほんとうに些細なことにはなってしまいます。
でもやはり猫との生活は楽しいと思っています!
町田さんの猫たちはよくしゃべったり歌ったり、すごい技を繰り出していて笑いました。写真もたくさん掲載されていて、かわいい。文庫で4冊ならべるととてもいい感じ。
ところで、芸能人とか、影響力のある人が、〜万円する猫を飼ってる!とか
総額〜万円のコーディネイト!実はこの毛皮が高いんです!
…とか騒がれている状況はすごく気持ちが悪いというか、腹立たしく思います。
ムカツク!(←これはうちの猫の真似。)