小学校の頃、図書館の児童書を読むのがとても好きでした。特にシリーズになってるものが好きです。一冊読み終わると次読んで、全部読み終えて最初に戻る…とかできますよね。何冊もあるのでキャラクターに愛着がわいてきて、もっといろんなことしてほしい!と思うようになります。
好きだった児童書をいくつか紹介します〜。
ぼくは王さま シリーズ
著者 寺村輝夫 絵 和歌山静子
いろんな方が絵を担当されていますがわたしは和歌山静子さんのシリーズが大好きでした。太めで柔らかい線がとてもいい。王さまはたまごが大好きで、かなりわがままで、王さまなのにこどもみたいなところがいいです。結構不思議なお話もあって、ちょっと怖かったりするのもあったような。
おばけのアッチ シリーズ
作 角野栄子 絵 佐々木洋子
アッチはコックさんで、おいしそうな食べ物がたくさんでてきます。柔らかい鉛筆の線に、淡い色、まるっこいキャラクターがとても魅力的でした。食べ物の絵を描くのが好きなのはこういう本のおかげかもしれません。一番最初の本が祖父母の家にあって、何度も読みました。先日図書館で読み返したのですが、めちゃくちゃスパゲッティミートソースが食べたくなります。今でもシリーズは続いていて、40冊以上もあります!
こまったさんシリーズ
著者 寺村輝夫 絵 岡本颯子
こまったさんも料理がおいしそう。本を読んだらなんとか料理できそうなのがいいです。こまったさんは服装がおしゃれで、ほっそり等身も高く、オリーブみたいなとこもあってすてきです。男性のキャラクターとからすもいい味だしてます。
エルマーシリーズ
ルース・スタイルス・ガネット 作 わたなべしげお 訳 ルース・クリスマン・ガネット 絵
絵がすごくおしゃれで、でもこどもでもわかりやすく、すごいなあと思います。りゅうのデザインもすごくかわいい。「スカンクキャベツ」とか「ぼうつきキャンディー」とかいう言葉がすごくしびれました。多分たくさんの人が読んでいるので、エルマーいいよね、という話がおとなになってもできると思うんですが、そういう作品を作れたら心底嬉しいだろうなと思ったりします。
あと、『平太郎に怖いものはない』を描くきっかけになった
ヘイタロウ妖怪ばなしシリーズ
千葉幹夫 著 西村郁雄 絵
というのもぜひ紹介したいのですが、もう販売はされていないみたいです。でも図書館でおいてあったりしますので、興味あったらぜひ読んでみてほしいです!
いろいろ怖いことや不気味なものがでてくるんですが、ヘイタロウが全然へっちゃらなのが楽しいです。
そして、『れんこちゃんのさがしもの』発売中!
戸森しるこ・作 スケラッコ・絵 見本届きました。デザインは鯉沼恵一さんです。すごくいい感じです!れんこん見かけるたびに、「あ、れんこちゃんだ」と思うようになりました。福音館書店より発売中。